雛のつるし飾りまつり【2024】静岡県稲取で場所や時間は?アクセスに駐車場や歴史や見どころなど紹介します

静岡県の稲取地域特有の伝統的な風習である雛のつるし飾りは、江戸時代後期に始まり、その起源は不明です。

しかし、明治時代に生まれたおばあさんたちは、子供の頃からつるし飾りが存在していたと言います。

そのため、この風習は百年以上にわたる歴史を持つものと考えられます。

この風習は、子供や孫の成長を願う温かい心から生まれ、女の子の健やかな成長を祈るために手作りされ、意義や伝統を厳守しながら、現在まで受け継がれています。

雛のつるし飾りまつり2024いつ?場所や時間など日程の基本情報

27回目となる2024年の雛のつるし飾りまつり。基本情報は以下となります。

【開催期間】
2024年1月20日(土)~3月1日(日)

【時間】
9:00~17:00
※16:30受付終了

【場所】
伊豆稲取温泉

■雛の館展示会場

●『文化公園 雛の館』メイン会場

入場料:500円

100対展示(約11000個+6409個)

雛のつるし飾りまつりの中心会場では、6409個のジャンボつるし飾りと17段のジャンボ雛壇を鑑賞することができます。

また、福岡県の柳川さげもんや、山形県の酒田の傘服など、日本三大つるし飾りも展示されています。

●『なぶらとと』協賛会場

入場料:100円

20対展示(約2200個)

※2月17日(土)~3月10日(日)のみ

江戸時代の古今雛を拝見することか出来ます。

●『収穫体験農園ふたつぼり』協賛会場

入場料:無料

18対展示(約1980個)

この場所で、みかん狩りを楽しむことができます。

また、約200年もの歴史を持つ大きな松の木、「鳳凰の松」と呼ばれるものも、東伊豆の自然遺産として認定されており、その美しさをご鑑賞いただけます。

●『八幡神社』協賛会場

入場料:無料

6対展示(約550個)

●『素盞嗚神社 雛壇飾り』

開催期間 2月17日(土)~3月10日(日)

展示時間 10:00~15:00 ※雨天中止

素盞嗚神社の118段の階段には、美しい雛人形と飾りが展示され、その中でも最も多くの雛人形が飾られています。

雛のつるし飾りまつり2024歴史や見どころについて

雛人形を飾る際、人形を両脇に配置して「雛のつるし飾り」と呼ばれる伝統的な行事が行われます。

この習慣は江戸時代から引き継がれ、子どもたちの幸福を祈願し、親から子へと受け継がれてきました。

この伝統行事の起源は稲取であり、具体的な始まりの時期は不明ですが、江戸時代後期から続く100年以上の歴史があります。

当時、雛人形は高価で裕福な家庭でしか所有されませんでした。

しかし、雛人形を飾ることができない人々は、古い着物の端切れなどを集め、女の子の健康と幸福を祈ってさまざまな手作りの人形を作りました。

この習慣が「雛のつるし飾り」として受け継がれています。

この行事では、縁起物として奇数の数(3、5、9など)で人形が配置され、割り切れる数は避けられています。

稲取温泉の「雛のつるし飾り」は、日本の三大つるし飾りの一つであり、九州の柳川地区では「さげもん」、山形の酒田地区では「傘服」といったバリエーションも存在します。

「雛のつるし飾りまつり」は稲取温泉で毎年開催され、素盞嗚神社では驚くべき118段のひな壇とつるし雛が展示されています。

ここでしか見られない数多くの雛人形とつるし雛は、観光名所の一つとして人気を集めています。

雛のつるし飾りまつり2024アクセス

【場所】
稲取文化公園 雛の館
〒4130411
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1729

【電車】
●踊り子号
東京 → 稲取温泉 (直通特急 約140分)

●新幹線 東京方面
東京 → 熱海(新幹線 約40分)
熱海 → 稲取温泉(JR伊東線 約40分)

●新幹線 名古屋方面?
名古屋 → 熱海 (新幹線 約80分)
熱海 → 稲取温泉 (JR伊東線 約70分)

伊豆稲取駅からすぐ

【車】
●東京方面

東京IC → 神奈川厚木IC (東名高速道路約30分)

神奈川厚木IC → 小田原石橋IC (小田原厚木道路40分)

小田原石橋IC → 伊東市 (国道135号線 約60分)

伊東市 → 稲取温泉 (国道135号線 約60分)

●関西方面

名古屋IC → 静岡長泉沼津IC (東名高速道路約150分)

静岡長泉沼津IC → 静岡函南塚本IC (伊豆縦貫道 約20分)

静岡函南塚本IC → 伊豆修善寺 (伊豆中央道 約20分)

伊豆修善寺 → 稲取温泉 (国道414号線 約70分)

雛のつるし飾りまつり2024駐車場

複数の駐車場があるので紹介します。

【文化公園 雛の館】
〒4130411
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1729

【ならぶとと】
〒413-0411
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取396

【ふたつぼりミカン園】
〒413-0411
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1813-1

【八幡神社】
〒413-0411
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1183-1

【素盞嗚神社雛壇飾り】
〒413-0411
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取15

【東伊豆町役場立体駐車場】
〒413-0411
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3354 東伊豆町庁舎

つるし雛の意味と発祥

「つるし雛」とは、江戸時代から続く伝統的な慣習の一つです。

女の子の最初の節句を祝うために、健康と幸福を願って、さるや桃などの形を模した人形をひな段の周りに飾ります。

これらの飾りは縁起物であり、その数は奇数である必要があり、3、5、9などが一般的で、偶数は避けられます。

つるし雛は、主に3つの地域で愛されており、福岡県柳川の「さげもん」、山形県の「傘福」、そして伊豆稲取の「雛のつるし飾り」があります。

これらは総称して「全国三大吊るし飾り」と呼ばれています。

雛のつるし飾りの文化は、稲取から始まり、その後各地に広がったと言われています。

稲取における「つるし雛」の歴史は古く、江戸時代後期にまで遡ります。

当時、ひな人形は高価で一般の人々には手の届かないものでした。

そのため、高価なひな人形の代わりに、祖母や母親が手作りで子供や孫の節句を祝う人形を作り始めたという優しい思いから生まれたものです。

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